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福田小学校の児童がミカン畑の手入れを行いました

印刷用ページを表示する 掲載日:2025年11月7日更新

震災の記憶と感謝の心を未来へ ― 福田小のミカン畑活動 ―

 ミカンの木の周りに藁をかける児童たち

 10月23日、福田小学校の4~6年生26名が、町内の磯山展望緑地付近にあるミカン畑の手入れ(藁運び)を行いました。

 この作業は、ミカンの木を寒さから守り、養分を補うとともに、雑草が生えにくくするための大切な作業です。この日は「らちはまだいこんの会」の佐伯陽子さんが児童たちにミカン畑の由来を説明し、一緒に作業を行いました。

佐伯さんの説明を聞く児童たち

 児童たちは一生懸命に手作業で藁をミカンの根元に運び、山盛りだった藁はあっという間になくなりました。子どもたちは楽しそうに作業に取り組み、今後の収穫を楽しみにしている様子でした。

 藁の山から運び出す児童たち

 11月末頃に全校児童でミカンの収穫を行う予定です。

ミカン畑がつくられたきっかけ

 このミカン畑は、東日本大震災の際に避難所となっていた福田小学校へ、和歌山県と高知県吉良川町から支援物資としてミカンが届けられたことが始まりです。

 感謝の気持ちと、震災の記憶を未来へつなぐ思いを込めて、平成30年3月に「らちはまだいこんの会」、相双建設事務所、地域の皆さんのご協力のもと、当時の福田小学校児童73名が73本の苗木を植えました。現在も、「らちはまだいこんの会」会長の三宅信幸さんの丁寧な管理・維持によって、毎年立派なミカンが実っています。

ミカン畑の説明看板